米国レジデンシーにアプライするために必要な書類一覧〜

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レジデンシーのアプリケーションに向けて何をしないといけないかが分からないという人も多いと思うので、アプライに必要な書類や準備について説明します。ECFMG certificateの取得に加えて、レジデンシーへのアプライのためには以下の書類や物を用意する必要があります。

自己推薦文(PS: Personal Statement)

間違いなく最重要書類です。自分の目標は何なのか、レジデンシープログラムで何を学びたいのか、なぜあなたのプログラムなのか、などをなるべく自分がMemorableになるように記載する必要があります。2021年度からは文字数が非常にタイトになっていますので、かなり内容を絞り、伝えたいことを選別する必要が生じています。アプリケーションのサイト(ERAS)に複数種類のPSを準備することができ、プログラムごとにどのPSをアサインするか決めることができます。細かい変更は直前まで可能ですが、変更する度に英文校正が必要かと思いますので、直前に大きく変更することはお勧めしません。デッドラインの1ヶ月ほど前にはfixしているのがいいと思います。詳しくは以下の記事にまとめています。

推薦状(LOR: Letter of Recommendation)

ほとんどのプログラムが最低3通のLORを要求します。プログラムによってはそのうち1通はアプライするSpecialtyで米国で働いている医師であることという条件がついていることが多いです。日本からアプライする候補者では、2通をアメリカの医師から、残り1通を日本の直属の上司から書いてもらう人が多いと思います。LORは記載した先生からオンラインでアプリケーションのサイト(ERAS)にアップロードしてもらう必要があります。これもアップロードに1週間程度の時間を要することと、先方にお願いした際に迅速に対応してくれる保証がない(メールが返ってこない、休暇中など)ため、5-6月頃には以来をかけ始めるのが無難と思います。詳しくは以下の記事にまとめています。

MSPE and Medical transcript

これは卒業した大学によって大分変わると思います。自分の場合は、学生課にお願いしてからわずか2週間程度で書類を準備してもらうことができましたが、大学によっては数ヶ月単位で時間を要するところもあるようです。慎重を期すのであれば、5-6月頃には依頼をかけ始めるのが無難と思われます。この書類もOasisと呼ばれるサイトから自分でアップロードします。1週間程度で反映されます。こちらについては以下にまとめています。

写真

少なからず印象に影響すると思いますので、なるべくにっこりと笑った綺麗な写真を撮るべきと思います。自分もプロのカメラマンに1万円以上支払い撮影してもらいました。写真は少し修正する手間はありますが、Oasisと呼ばれるサイトからすぐにアップロードし、基本的には1日以内に反映されるので、ギリギリになってしまっても大丈夫と思われます。

履歴書(CV)

これは普段使っているCVとはまた別のものです。アプリケーションのサイト(ERAS)で必要項目を埋めていくと自然に埋めることができます。ちょっとした書き方でも印象を変えることができるかもしれないので、前年にアプライした知り合いからデータをもらうことをお勧めします。また、Volunteer experienceや、Publications、Presentationなどの欄については、(あまり大きな影響を与えるとは思いませんが)なるべく良い印象を与えるような記載ができるように、普段から積極的に取り組むのが良いと思います。ギリギリに頑張ってもこの欄の記載は増やすことができません。

それぞれの項目について、記載しました。特に自分の場合は常に準備が遅く、色々と焦りました。前もって準備できることは、なるべく早めに準備していくのが良いと思います。このページでは米国レジデンシーアプライのために必要な書類についてまとめてみました。詳しくは個々の解説の記事もご参照ください。

2022年6月10日にレイアウトの一部を更新しました。

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