PGY3になりました。

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2021年6月に渡米してから早くも2年が経ちました。先日、1学年上の先輩たちの卒業セレモニーがあり、7月からは最終学年のPGY3として勤務を開始しました。これは家庭医療によらず、どのレジデンシーでもある程度一緒ではないかと思うのですが、基本的には学年を経るほど拘束時間は減り、勤務は楽になります。自分が所属するプログラムでは、PGY2まではほとんど週に6日勤務で、土日のまとまった休み(Golden weekendと呼びます)はあまり取れないのですが、PGY3になると限られたローテーションを除けば、週末はほとんど休みになります。

今年度も10人の新しいインターンが入ってきました。新しい人が入ってくるとプログラムの雰囲気も自然と明るくなります。インターンが仕事になれるまでの間は、スタッフやシニアレジデントには大きな負担がかかるのですが、同時に新たな変化へのワクワク感も感じる面白い時期です。個人的には英語の壁もほとんど気にすることがなくなり、外来でも大きくビハインドすることもなくなり、来年からの職場も決まりそうで、少しだけ周りに目を向けることができるようになってきたように感じています。

英語については今でもみんなで飲みに行ったりした時に同僚の話が聞きとれなかったり、高齢や意識障害、歯牙欠損などで滑舌のはっきりしない患者の場合は自分の頭の上にだけ?マークが浮かんでいる時はあるのですが、先日米国で8年間働いている先生と話した時にその先生でも似たようなことを言っていたので、ある程度は仕方がないと割り切っています。来年度の職場については、J1ウェイバーとしてFQHC (連邦認可医療センター)と呼ばれる比較的UnderservedなPopulationを多く診るクリニックで、家庭医として勤務する予定です。J1ウェイバーについては情報が本当に限られているので、また、後日ブログに詳細を記したいと思います。

残り一年間はいろいろやりたいことはあるのですが、一番は臨床でまだ足りていない部分を埋めていくことです。自分の場合はIUD insertionや、Joint injectionについては経験が足りません。また、HIV primary care trackについても卒業後にAAHIVSを取得できるように、まだまだ勉強が必要です。やりたくても取り組めなかったプログラム内の教育関連のプロジェクトや、QIプロジェクト、研究についても力を割いていきたいと思います。残り1年間全力で走り抜けたいと思います。

-臨床留学

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