オンラインインタビュー(Virtual Interview)の心得

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2021年度の米国レジデンシーマッチングは全てオンラインで行われました。英語ではオンラインインタビューのことをVirtual interviewと呼びます。全ての面接がオンラインで行われたことで非常に助かりました。本来であれば、休みをとったり、飛行機やホテルの手配をしたり、時間もお金も多大なる労力を割くと思うのですが、オンラインであれば、1日仕事を休めばそれだけで済んでしまいます。コロナで本当に大変でしたが、オンラインで面接を受けれたことは自分にとってはとてもラッキーだったし、ありがたかったです。Virtual Interviewとググれば、色々と記事は見つかると思うのですが、この記事では実際にVirtual Interviewを受けるにあたって、自分が気をつけたことや意識したことを記載したいと思います。自分はVirtual Interviewにおいては以下の5点の準備が重要だと思います。

・良質なWifi環境
・落ち着いた背景の部屋
・ライト
・ウェブカメラ
・マイク(これは必須ではないかもしれません)

ひとつずつ解説していきたいと思います。

良質なWifi環境

これは最も重要です。通信回線のスピードやWifiルーターの性能はケチるべきではないと思います。面接中の離脱、動画の遅れなどは致命的です。もし、何か特別なイベントが起きて、Wifiが使えなくなった時に備えて、スマートフォンでデザリングできるようにしておくのが良いと思います。

落ち着いた背景と静かな部屋

これも何人かで話したのですが、背景は白色の壁紙がベストだと思います。本棚などもできるだけない方がいいと思います。インタビューの最中は他の候補者も画面上で見えるのですが、きちんとしている人は皆、白色の壁紙が背景に映るような環境を準備していました。電子背景を利用している人は1人もいませんでしたので、避けるべきと思います。キラキラのネオンが灯った薄暗い部屋の人や、ほとんどの時間カメラをオフにして姿を見せない候補者もいましたが、それだけで少し危ないと見られてしまう可能性が高いです。また、雑音や子供の声が入ることも避けるべきだと思います。自分の場合はアパート内で深夜に落ち着いた環境を作り出すことが不可能だったので、職場の勤務先の面談室を深夜に使わせてもらっていました。

卓上のリングライト

これは絶対に必要だと思います。顔に綺麗に照明を当てるだけで、大きく印象が変わります。見た目は非常に重要な要因だと思うので、購入をおすすめします。自分はAmazonで3000円くらいのものを購入しました。

ウェブ用の専用カメラ

Macbook内蔵のカメラでも悪くはないのですが、可能であればしっかりとした高解像度のウェブカメラがある方がいいと思います。自分は、9000円程度でUSBで接続できる外付けのカメラを購入して利用していました。

外付けのマイク

これは実はインタビューにおいてはそれほど必要ではないのかもしれません。Yetiの比較的高級なマイクを購入したものの、多くの人に試して見ましたが、あまり音に大きな変化は感じないと言われました。

まとめると・・・

自分の場合は下記のようにインタビューの環境をセッティングしていました。

カンニングペーパーは写真のように用意できます。しかしながら実際に全てを読み上げる訳にはいかないので、あくまでも要点を記してメモ代わりに使うことしかできないと思います。服装については映ってる部分さえしっかりしていれば問題ありません。自分も革靴までは履いていませんでした。ズボンについてもおそらくは仮にジャージだったとしてもバレないとは思います。また、大切なこととして、事前にしっかりと友人などに協力を依頼して、デバイスの使い具合についてはチェックしておくべきです。直前になって使い方が分からなかったりするととても焦ると思います。

このページでは、Virtual Interviewにおける準備について、自分の経験をもとに説明してみました。もちろん、実際の回答の準備の方が何倍も大切なのですが、細かいことで足元をすくわれないようにできる準備は全てやり切りましょう!Virtual Interviewの実際について、何か質問があれば、個別にメールで連絡をください。

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