アプライするプログラムの選定法

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渡米し、研修を開始してから約2ヶ月が経過しました。相変わらず英語で苦労する毎日ですが、なんとか生き延びています。当面の目標はインターン生活を乗り切ることです。そのためにも英語の持続的な勉強が必要と身にしみて感じています。マッチングの経験について、色々と記事にしようと思っていたのですが、自分の生活でいっぱいいっぱいで滞っていました。少しずつですが、記事の投稿を再開したいと思います。まずは、実際にアプライするプログラムの選定法について、自分の経験を紹介します。

マッチングのアプリケーションについては、下記の記事をご参照ください。

Match A Resident

上記①〜⑤の書類が揃えば、実際にアプライするプログラムを選定していくことになりますが、まず初めにMatch A residentというサイトを使用している人が多いと思います。プログラムへのアプライについては、基本的には自分のプロフィールでアプライできるところには全てアプライする、という人が多いと思います。ビザの種類、卒後年数、USCE、USMLEの点数などが問題になってきます。このサイトでは、有料にはなってしまうのですが、これらの自分の基本情報を入力することで、自分がアプライできるプログラムの一覧を手に入れることができます。注意点としては、一部情報が古い・不正確なことがあります。あくまでもザッとスクリーニングするという目的で使用しているという認識が重要です。

Freida

Match A Residentである程度情報を絞り込んだ後は、Freidaというサイトで、各プログラムの詳細について、もう少し詳しくみていくことになります。このサイトでは、そのプログラムの定員数や昨年度のインタビューのオファー数、IMGの割合などを見ることができます。自分の場合は、IMGが1人もいない場合はやはり厳しいのだろう、と判断するようにしていました。

各プログラムのホームページ

最終的には各プログラムのホームページを確認することになります。ここに記載されている情報が一番正確です。Freidaの情報ではアプライ可能と思っていたプログラムでもホームページを見るとJ1VISAはサポートしていなかったり、卒後3年以内と記載してあったりして、実際にはアプライできないということが多々ありました。また、これらの条件を満たしていても、実質IMGが入り込むことは不可能なプログラムもたくさんあるということも認識しておくべきと思います(特にカリフォルニア州のプログラムはそうだと思います。)。また、そもそも卒後年数の記載がないプログラムであったとしても、公言していないだけで実際には卒後年数で足切りをしている可能性は極めて高いです。各プログラムの例として、Rochester UniversityのプログラムのEligibility Criteriaのリンクを貼っておきます。卒後5年以内、USCEが1年以上などの要件を見ることができます。グリーンカードホルダーでない場合、多くのプログラムがH1ではなく、J1を優遇することが多いと思います。また、推薦状についてはどのような関係の人から何通必要なのかという情報についても各プログラムのページから情報収集する必要があります。

コネクションがあるプログラム

こうやって出てきたリストに加えて、少しでもコネクションがあったり、何かしらの縁があったプログラムは全てリストに加えました。コネクションと言ってもその強さは当然グラデーションがあるとは思うのですが、自分は少しでも縁があったプログラムはリストに加えました。この詳細については次回の記事に記載しようと思います。

自分の場合は卒後8年目、J1ビザという時点でアプライできそうなプログラムは20個程度しかありませんでした。そこに、コネクションが少しでもあるプログラムを足していき、最終的には40弱程度のプログラムに応募しました。プログラムへのアプライ料金は10個までは1プログラムあたり10ドルなのですが、アプライするプログラムが増えるごとに単価が上がり、30個を超えてくると1プログラムあたり26ドルとなります。自分の場合は、絶対に呼ばれないプログラムにお金を払うのもどうかと思い、かなり数を絞っていますが、卒後年数が若くてアプライできるプログラムが多い人だと100を超えるプログラムにアプライする人もいます。

以上、マッチングでアプライするプログラムの選定法について記載しました。次回はマッチングの可能性を高めるために自分が行ったことを書きたいと思います。

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